フリーランスのエンジニアは、仕事の管理能力がないと苦労してしまいやすいです。管理能力といっても様々なものがありますが、基本的には進捗管理とスケジュール管理の2点ができることが最低限必要でしょう。仕事はいつまでに、何ができていなければならないかが決まっています。それを明確に示されなくても、自分で判断できることが大切です。

特に仕事を受注する際には、ビジネスサイドの視点を持っていることが欠かせません。この案件はいつまでに達成されていなければならないか、そのために顧客がどの程度の費用をかけようとしているのか、結果として期待できる売り上げはどの程度かといった観点から仕事の内容を分析してみましょう。その分析結果にもとづいて、マイルストーンを決めることが進捗管理には大切です。計画的に働くことで顧客からの評価も高くなり、信頼できるエンジニアとして見てもらえるようになります。

一方、フリーランスはいくつかの仕事を掛け持ちすることも可能です。この場合に特に重要になるのが、スケジュール管理能力でしょう。異なる種類の仕事を受注するときには、それぞれにいつどれだけの労力を使うのかを決めなければいけません。それによって、顧客とコンタクトを取れる時間なども変わるでしょう。スケジュールを顧客にも明示し、やり取りをしていかなければコミュニケーション不足に陥り、互いの信用が失われてしまいやすいので注意が必要です。